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ビジネス用語
職場行動
職場行動・指導方法・ 産業教育理論・管理行動理論 ・ 研修関連技法 ・ 効果・評価
- 三面等価の原則
- 仕事における「三面等価の原則」とは、遂行責任、権限委任、結果責任の3つをいう。
部下に対して仕事を指示するときは、この原則を考慮する必要がある。 つまり、部下が自分で責任もって仕事をやりとげること、部下に権限を委譲すること、そして結果に対しては上司自ら責任をとること、の3つ。
- チームワークteam work
- ある目標に向けて共同で仕事を行うために、お互いに協力しあい、一体となって、全体としての成果をあげるよう動くこと。
- リーダーシップleadership
- 集団をまとめながらその目的に向かって導いていく機能。もともとはリーダー個人が有する能力と考えられていた。この考え方に立つならば、リーダーシップを有するリーダーは、どんな集団においても強力なリーダーシップを発揮できることになる。
しかし実際には、ある集団でリーダーシップを発揮できたリーダーが、別の集団ではうまくリーダーシップが発揮できないということも珍しくない。こうした研究が進むにつれ、リーダーシップとは個人の能力のことではなく、集団が持つ機能のことであり、その集団で有効なリーダーシップスタイルはメンバー構成によって決まったり、集団が置かれた状況によって決まるという考え方が主流になっている。
指導方法・動機付け
- 報・連・相
- 「報告」「連絡」「相談」の略。職場において、互いに連携をとりながら仕事を進めるために、必要不可欠なコミュニケーションの要素とされる。
- モラール・モチベーションmorale、motivarion
- モラールとは、組織全体の労働意欲、士気のこと。これに対しモチベーションとは組織を構成する個々人の労働意欲や動機づけという意味で使われる。
- 衛生要因hygiene factor
- ハーツバークによって提唱された、仕事への満足・不満足の要因説に基づく1つの要因。
人は仕事をする環境面(衛生要因)の欲求が充足されないと不満感を持つが、環境面が充足されるだけでは満足感を得られず、真の満足感を持つためには、仕事そのもの(動機づけ要因)が満たされる必要があるという考え方。
衛生要因は少しでも欠けると従業員の不平・不満の原因となるのに対し、動機づけ要因は、少しでも満足感が増せばモチベーションが高まる性格を持つ。
- 動機づけ要因<どうきづけよういん>
- 衛生要因
- ジョブ・インストラクションjob instruction
- TWI(監督者訓練)の訓練コースの1つである作業指導講習会のこと。新入社員や未経験者に対し、作業指導を行う場合の手順。
訓練が必要な箇所をあきらかにし、作業内容を具体的に分解した後で、以下の「教え方の四段階」に従って指導を行う。
- 習う準備をさせる。
- 作業を説明する。
- やらせてみる。
- 教えた後をみる。
- 教え方の四段階<おしえかたのよんだんかい>
- ジョブ・インストラクション
- インセンティブincentive
- 目標達成を促す刺激策。企業が、従業員や販売店あるいは消費者に対して提供する報奨金や景品など。
「馬ににんじん」などで例えられる。
- 傾聴active listening
- もともとカウンセリングにおけるコミュニケーション技能の一つ。傾聴の目的は相手を理解することにある。
それにより、話し手が自分自身に対する理解を深め、建設的な行動がとれるようになるようサポートする。傾聴で大切なのは次の3つとされる。
- 言葉以外の行動に注意を向け、理解をする。(姿勢、しぐさ、表情、声の調子などなど)
- 言葉によるメッセージに耳を傾け、理解する。
- 相手の人そのものに注意を向け理解する。
- 共感(共感的理解)empathy
- カウンセリングにおける重要なコミュニケーション要素の1つで、「その人そのもの」を理解すること、とされる。
つまり、相手を評価するのでなく、傾聴などを通して、相手とその世界を理解し、「相手とともにいる」状態を築くことをいう。
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スキル的にとらえると、
- まず相手の言ってることに注意深く耳を傾け、相手の感情やその感情をもつにいたった背景を理解する。
- そのことを相手に伝え、正しく理解しているかどうかを確認する。
という手順を踏みながら、相手への理解を深めていく。
- コーチングcoaching
- 指導を行う場面で、対象者の自発性を促進するためのコミュニケーションスキルの一つ。
- 組織内におけるコーチングとは、相手と同じ土俵に立ち、効果的な質問を投げ掛けることで、相手の本来の能力や意欲を引きだしていくことをめざす。
- パフォーマンス・コンサルタントperformance consultant
- アメリカのデイナ・ロビンソンが、その著書『Performance Consulting』(1995)で最初に著した言葉であり、職業のこと。
組織で働く人材に対してトレーニングを行うだけでなく、仕事のパフォーマンスの改善・向上を請け負う専門家。
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