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ビジネス用語
産業教育理論・管理行動理論
職場行動・指導方法・ 産業教育理論・管理行動理論 ・ 研修関連技法 ・ 効果・評価
- PM理論PM theory
- 管理、監督のリーダーシップのスタイルに関する理論の1つ。社会心理学の三隅二不二博士によって提唱された。集団の機能を目標達成機能(Performance)と集団維持機能(Maintenance)の2つに分けて分類する考え方。
両方とも強いリーダーのタイプを「PM型」、どちらも弱いタイプを「pm型」、どちらか一方が強い場合を「Pm型」「pM型」と類別している。
これらのうち、最も生産性の高い指導タイプはPM型で、最も生産性の低いのはpm型であるとされる。
- X理論、Y理論X-theory,Y-theory
- アメリカの経営学者マクレガーによって提唱された、管理行動を考える際の人間観。
X理論は、人は生まれつき怠け者で、厳しい賞罰で統制しなければ働こうとしないという前提に立つ。
それに対しY理論は、人は条件次第でで目標達成に努力し、自ら進んで責任をとろうとするという前提に立つ。 マクレガーは、人を成長させ、より高い目標を達成するためにはY理論を前提とすることが必要と唱えた。
- コンティンジェンシー理論Contingency Theory
- 1970年代に台頭してきたリーダーシップ理論で、状況適合理論ともいう。
唯一最適なリーダーシップ・スタイルというものは存在せず、状況に応じて、望ましいリーダーシップのスタイルは異なるという見解に立つ。 この点で、行動理論(リーダーとして望ましい行動パターン研究)と一線を画す。
代表的なものに、フィードラーのコンティンジェンシー・モデルやハーシーとブランチャード(1977)のSL(Situational Leadership)理論がある。
- マネジリアル・グリッドmanagerial grid
- 元テキサス大学教授のR・ブレイク、J・ムートンによって提唱された理論。管理を行うための要件には、「業績への関心」と「人間への関心」があり、この2つの要件に対し、管理者がどの程度関心を払うかによって、管理のスタイルが類型化される。
具体的には、この2要件を縦横の軸にとった升目(グリッド)において、1・1型、1・9型、9・1型、5・5型、9・9型の5つの枠組みがあり、9・9型(いずれへの関心も高いタイプ)がもっとも望ましい管理スタイルとされる。
- 場の理論<ばのりろん>
- K・レヴィンが提唱した理論で。人間は、個人の特性によるだけでなく、その人が置かれた「場」に影響を受けて行動するものだという説で、組織における人間行動を理解するための1つの枠組みとされる。
場の理論によれば、個人の特性を開発するだけでなく、環境の開発を行わなければ、期待行動は現われない、ということが言える。
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