社員教育とは何か?について様々な情報をわかりやすく解説します |
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KJ法とは?「KJ法」創造的問題解決法と呼ばれる手法の一つで、BS法の整理法として大変メジャーなものとされる。KJ法の名称は考案者の東京工業大学名誉教授川喜田二郎氏(Kawakita Jiro)の名前に由来している。最初にアイディアを小さい紙に一つずつ書き込んでいき、次にそれらの紙をグループ化し、分類する。分類したものを更にグループ化・分類していく。分類する際は個人の主観よりも客観性に重点を置くことが原則となる。 第1段階では、考えなければならないテーマについて思いついた事をカードに書き出す。この時、 1つの事だけを1枚のカードに書かなければならない。 第2段階では、集まったカードを分類する。この時、分類作業にあたっては先入感を持たず、 同じグループに入れたくなったカードごとにグループを形成するのがよい。グループが形成された ら、そのグループ全体を表わす1文を書いたラベルカードを作る。以後は、グループをこのラベル カードで代表させる。グループのグループを作り出してもよい。 第3段階では、グループ化されたカードを1枚の大きな紙の上に配置して図解を作成する。この 時、近いと感じられたカード同志を近くに置く。そして、カードやグループの間の関係を特に 示したい時には、それらの間に関係線を引く。関係線は隣同志の間でしか引いてはならない。 第4段階は、出来上ったカード配置の中から出発点のカードを1枚選び、隣のカードづたいに 全てのカードに書かれた内容を、一筆書きのように書きつらねて行く。この作業で、カードに 書かれた内容全体が文章で表現される。 これらの段階の中で、第3段階が最も重要である。カードに書かれた内容は、隣に置かれた カードだけでなく、その他のカードとも関係を持つ場合が一般的である。こうした場合、隣に 置けるカードの数は限られるので、重要な関係だけを選び出す作業が必要となる。遠くのカード の間に関係線を引くことによって関係を表わすことはできるが、隣接関係の表現程直接的でない ので、図の明解性を損ねる。重要な関係を選ぶ作業を行なうことによって、問題の本質が認識 されることが重要である。
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